初めて活動する顧問に聞く ~シリーズ3~

顧問

2019年11月01日(金)掲載

キーワード:

これからi-commonにご登録いただく方に、安心してサービスを利用いただくため、初めて顧問として活動されている方の声を、シリーズで掲載させていただきます。
顧問(個人事業主)として活動され始めたきっかけや、活動する上で心がけていることなど、登録を検討されている方々にご参考になるようなお話をうかがいました。

プロフィール:M氏(50代) 専門領域:エグゼクティブコーチ・組織開発

大学卒業後、人材サービス業界の大手企業に入社。プロジェクトマネージャーとして、システム運用の最適化プロジェクトや販売管理システムのアプリケーション開発プロジェクトに従事。また、社内部門の組織マネジメントや人材育成企画に携わり、研修講師を務める。
2010年に経営コンサルタント・講師として独立し、その後、2014年に起業。
エグゼクティブコーチング(経営者・組織長)、組織開発グループコーチング(ビジョン策定、戦略策定、人財活用 等)、プロジェクト支援に関する研修(プロジェクトマネジメント、チームビルディング 等)などを得意とする。また、各種スキルを育成する研修の経験も多数(管理職研修、部下育成、キャリアデザイン、コーチングなど)あり。

独立のきっかけ

もともと私自身は独立なんて考えていませんでした。ただ、勤めていた会社風土的にも5年くらいで独立する人間が多く、入社当初から先輩に「お前いつ辞めんの?」とよく言われる環境でした。
 勤めていた当時は、情報システム部門でプロジェクトマネジメントの仕事がメインで、技術ではなく、「いかに気持ちよく働いてもらいパフォーマンスを発揮してもらえるか」や、チームビルディングにウェイトをおいて仕事をしていました。社内研修やプレゼンで関心をよせてもらえる感じが好きだったこともあり、研修講師などを通じて組織人事などの領域で経営者の支援ができればと、おぼろげながらのビジョンをもって辞めました。

「何をやるか」より「誰がやるか」

  独立をして、まずは研修会社に登録し少しずつ実績を積み上げました。同時に、前職のお客様先に独立の挨拶まわりを行い、コーチングの練習相手を依頼。「おもしろいね、これ!」と仰っていただいたところには、何かお手伝いできることがないかお聞きしながら、仕事をつなげ広げてきました。今後何か一緒にできそうだと感じた人には3ヶ月に1回くらい情報交換・営業を続けました。

 このような活動のなかで、独立して肩書のないまま新規開拓する大変さを実感しました。新規開拓は好きでも得意でもなかったので、試行錯誤しながら営業代行会社を使ったこともありました。なかなかすぐに取引につながることはありませんでしたが、その中の1社の代表が知り合いの社長とつながっていた縁で、そこから仕事につながったことはありました。独立してからお仕事をさせていただいていて改めて感じているのは、看板もブランド力のない状況では、「何をやるか」より「誰がやるのか」であって、信頼や信用が決め手になるということです。

チームビルディング ~共有ゾーン~

チームビルディングにウェイトを置いて仕事をしてきたということを最初にも述べました。プロジェクトマネジメントをする上では特に、どうすればパートナー企業の方々に自発的に動いてもらえるかを考えながらやってきました。その中で重要だと思うことは、パートナー企業のそれぞれの役職の方々がもっている課題や想いを徹底して聞くことで、お互いの「共有ゾーン」をみつけてマネジメントするということです。そうすることで、一体感がうまれ同じ方向性に進めるようになります。

思い返せば入社当初も宴会部長を任命され、芸をしてもらう先輩に「どう頼むか」など学べと言われながら、イベントなどをしきることを通してチームを動かすということに興味をもち、資格や研修などにも積極的に参加をしていました。それが今につながっているのかもしれませんね。

支援内容 ~「プロジェクトの目的」と「自分の役割」の接続

 現在i-commonから紹介いただいた案件で、大手メーカーの組織ビジョン浸透プロジェクトに関わらせてもらっています。企業のビジョンを浸透させ、社員がそのビジョンを体現している状態をつくろうというものです。その実現にむけて、横のつながりや社員のコミュニケーションを活性化し、一体感のある組織風土にしていこうと、複数の社内プロジェクトチームが結成されています。私は、各プロジェクトチームにて、プロジェクトメンバーの思いを引き出し、導いていくアドバイザーを担っています。もうこのプロジェクト自体は数年目に入っておりますが、「自主的に体現する」をテーマに、私は3年目からかかわっています。

 支援の中で心がけていることは、最終的に各プロジェクトチームの活性化を達成するため、まずはプロジェクトメンバーの支援をすることです。「メンバー自身がどうしたいのか」などそれぞれの意思を尊重しながら、自分たちはやれていると実感できるようサポートをしています。例えば、打合せの中であまり自由に発言できる雰囲気ではないと感じた時、改めてメンバー全員が一言ずつ自分の思っていることを開示するチェックインという手法でお互いの気持ちを共有することを体験してもらうなどです。

あくまで指導者ではなく、コーチ的な関わりで自主的に動いてもらえるように、常に自分自身にも問いかけながらやっています。「プロジェクトの目的」と「自分の役割」を接続させて、何をやるのがベストなのか、その瞬間瞬間に考えて行動しています。
支援内容的にも明確なタスクはありませんが、ゴールイメージとしては、プロジェクトチームが会社の目指しているビジョンに沿って行動している状態にできるよう支援していきたいと思っています。

i-commonと共に活動すること

 これまでは、プロジェクトの全体をマネジメントするような案件がおおかったのですが、今回のi-commonと支援している案件に関しては真逆で、プロジェクトの一部分を支援している形なので、自分が主導でプロジェクトをコントロールできないことへの戸惑いが当初はありました。

ですが、不安な状況をi-common担当の方が把握してくれ、適宜企業様との調整や必要な情報を私に伝えてくれるなどサポートしていただいているので、一人で支援しているという感じはなく安心感があります。また、これまでは自身の人脈で関わる企業様が多かったので、i-common経由の案件は視野が広がり、関りの持てない企業の支援ができることは大きな違いだと思います。

最後に ~チャレンジ精神~

 独立をしてから、「出会いを大切に」を意識してやってきました。おもしろそうな考えをもつ人、想いがある人、こうしたい、やりたいと自ら意思をもっている方と、定期的に情報交換を続けています。スキルの部分においては研修講師の講習は定期的に受講したり、どうすればお客様を惹きつけられるか、場を盛り上げられるか、どんな構成になっているかなどの視点でお笑いやライブのMCを見て、学ぶようにしています。コーチングにおいても有名なコーチの勉強会には常に参加するようにしています。

 これから独立を考えている方で迷っている方は、「まずはやってみては」と思います。ただ、やみくもにするのは難しいし無駄なことも発生するかもしれないので、i-commonのようなサービスを活用するのも一つだと思います。私も独立してすぐは、とりあえず研修会社に登録しました。自身が事業の一つである研修講師をやっていく上で、業界理解や価格設定など、やり方を学ぶことができました。

 今年はステップアップの時期だと思い、コーチングの仕事は仲間に任せて、新たな仕事にチャレンジしていきたいと思っています。i-commonから相談を受け携わらせていただいているのもその一つです。模索しながらではありますが、経営者というよりはプレイヤーとして自分のできる事を増やしていきたいと思います。