初めて活動する顧問に聞く ~シリーズ2~

顧問

2019年09月26日(木)掲載

キーワード:

これからi-commonにご登録いただく方に、安心してサービスを利用いただくため、初めて顧問として活動されている方の声を、シリーズで掲載させていただきます。
顧問(個人事業主)として活動され始めたきっかけや、活動する上で心がけていることなど、登録を検討されている方々にご参考になるようなお話をうかがいました。

プロフィール:H氏(50代) 専門領域:環境・リサイクル

 日本のエレクトロニクス業界の企業に入社し貿易実務に従事した後、コンサルティング業界の市場調査、マーケティング、また都市計画調査などを扱う企業へ転職。その後、化学業界の大手企業に転職し新規開発プロジェクトにて自動車部品のリサイクルのプロジェクトに携わる。現在は官公庁・公社・団体業界の環境開発協力に関する調査研究等に関連する法人にて環境コンサルとして活動。環境省・JICA・アジア開発銀行(ADB)等の廃棄物管理に関する受託業務に関わり、フィリピン・インドネシア・ベトナム・ミャンマー等の東南アジア地域の環境省(天然資源環境省、等)をカウンターパートとして、廃棄物の燃料化、廃棄物発電、バイオマス発電、廃棄物管理のためのルール作りや運営等について政策提言や業務支援に従事。

これまでのキャリア

 学生時代から分析やマーケティングに興味があり、マーケティングの会社でアルバイトをしていました。大学卒業後は大手の電機メーカーに就職しました。その後、市場調査とマーケティング、都市計画調査会社などに勤めました。ただ、メーカーで働いていた経験から実業への思いも強く、化学業界の大手企業に転職し、いくつかの新規開発プロジェクトに関わる機会をもらいました。その当時の自動車部品のリサイクルのプロジェクトが、現在の環境コンサルティングの仕事に就くきっかけになりました。時代の流れもあり、リサイクルや産業廃棄物、環境問題への関心が高まるなか、自身もその道に進み、日本の産廃の技術を海外へ展開する仕事をしたり、現在は国内外の環境開発協力に関する調査研究や能力開発等を事業とする企業にて環境コンサルとして勤めています。
 
 i-commonサービスに登録させていただいたのは、転職活動でエージェントの方から聞いたことがきっかけでした。正社員という働き方以外にも、自分の経験を他社でも活かすことができると聞き、まずは登録してみないと始まらないと思い登録しました。
 i-common以外にも同じようなサービスに複数登録しましたが、運よくi-commonから案件の相談をすぐにいただきました。担当の営業コンサルの方から連絡をもらい、自身の経験が活かせるのではと思い、実際に企業様との打ち合わせを実施・契約に至り、現在の支援に関わらせていただいています。

見えないピースをはめて、ひとつの絵に

「海洋プラスチック(廃プラスチック)問題についてのアドバイザー」という立場で、月2回のMTGをベースに資源・素材業界の大手企業へのご支援に関わらせていただいています。海洋プラスチック問題におけるアジア諸国の定量・定性面の現状把握、具体的な実施施策の検討、また行政の方針と対策に対する方向性の整理と共有といった内容です。
 
 これまでメーカーは「どうモノを作るか」が課題でしたが、今は「作った後」が課題になっています。企業もこれまでに関わりのない領域とういうこともあり、方向性が見えない中での現状を把握するところから支援をしています。
社員の方だけでは集めることができない情報を多く集め、集めた情報に自身の経験・知見を活かした見方・読み方などを多面的な視点で色付けをして情報提供しています。

 外部からアドバイスをする立場として、方向性がまだ明確ではないタイミングで、社内だけでは見えないピースをディスカッションする中で提供し嵌めていきます。それが一つの絵になり、企業様の目指す方向性が明確になっていきます。このように、目指すべき方向性を具体化していく過程を支援するのが私の役割だと思っています。

支援のなかでの不安

 これまでのキャリアではコンサルティングとしての経験もあり、お客様が「何がしたいのか」を必ず聞くようにして、どこまでの範囲なら自身が関われる領域なのか見極めてやってきました。i-commonサービスを通じてご支援する案件に対しても、同じ意識をもって対応するようにしています。今回関わらせていただいた案件は自身の専門領域であると判断して、支援をさせていただくことにしました。しかしながら支援を開始した当初は、先方が目指す方向性、やりたいことが何なのかが少し漠然としていたこともあり自身の提供している情報がはたして的を射ているのか、提供している情報・アドバイスがズレていないか、実は不安もありました。
 
 ただ、i-commonというサービスでは自身が直接企業様と契約してプロジェクトの支援をしている訳ではなく、i-common経由で受けていることもあり、プロジェクトのMTGなどにも担当の方が同席しています。自分の専門分野に話が行きすぎそうになった時にはファシリテーションに入ってくれるなど、企業様の意向をタイミングをみて確認してくれるなど、安心して企業様の支援をすることができています。

最後に ~役に立たない経験はない~

 ご登録される前の方々の中には、「自分の経験が役に立つのだろうか」と思われている方もたくさんいると思うのですが、私は役に立たない経験はないと思うのですね。なにかスペシャルである必要もなく、これまでの経験は何かの役には立つと思います。実際私はそう思って、まずは登録してみないとと思いいまの活動ができています。もちろん縁やタイミングもあると思いますが、行動を起こさない何も始まらないですからね。

 最近は雇用延長や嘱託で残る選択肢も増えてきましたが、こういった企業から出て活動することで「自分の経験がどこまで通用するのか」に気付ける機会にもなります。
 私は、いまは副業という形ですが、60歳を機に更にこれまでの経験を活かした個人事業主という働き方も考えていけたらと思っています。