新規事業で狙い目の業界は?ヘルステック・フィンテック・IoTの活用モデルを紹介

新規事業

2020年05月15日(金)掲載

新規事業を立案するにあたって、大事なことのひとつに「狙い目の市場や業界を狙う」ということがあります。いわゆる「穴場ビジネスを見つける」ということです。穴場であるマーケットにヒットする事業をつくることで、利益を出しやすい事業をつくることができます。

本記事では新規事業の狙い目として、
・ ヘルステック
・ フィンテック
・ IoT
の3点の業界を解説していきます。

変化し続ける新規事業

新規事業は時代とともに変化を続けています。

技術の発達

新規事業が変化する理由は技術の発達です。近年では、第四次産業革命とも呼ばれるほどに技術が発展し、デジタル化の推進が進んでいます。パソコンやスマートフォンの登場など様々な技術革新に合わせた新規事業が生まれてきました。

今求められるのは技術との融合

そして、これからはデジタル化されたもの単体ではビジネスが大成しにくくなってきています。パソコンやスマートフォンの市場は一色であり、既にシェアが広がっているため、新規参入するにも限界があります。

そこで、これから求められていくのは、これまでとは異なる業態とIT技術の融合です。現在では、IT×健康=ヘルステック、IT×金融=フィンテックというようにIT×○○がキーワードとなり、様々な新規事業が発展しています。IT技術をどう活かしていくのかが求められているということです。

POINT

・新規事業では、IT技術やデジタルを単体でビジネスにするのではなく、健康領域や金融領域などにIT技術を用いて参戦していくことが求められる

新規事業の例

改めて述べますが、現在注目されている新規事業は下記の3つです。

・ ヘルステック
・ フィンテック
・ IoT

いずれも市場規模が大きい反面、未開拓な分野も多く、これからの伸びに期待ができます。具体的な概要とどのようなサービスが期待されているのかを解説していきます。

ヘルステック

ヘルステックとはヘルスケア(healthcare)とテクノロジー(technology)を組み合わせた造語です。テクノロジー技術を活用し、様々なヘルスケア領域を効率化していくことを言います。

ヘルステックの領域は幅広いことが特徴です。人間の健康や医療にかかわることを広義的に指します。

・ 日々の健康管理
・ 病気の予防
・ 診療
・ アフターサービス

が主な対象です。ヘルスケアは以前まではアナログな部分が多く、非効率的であったという背景があります。そのため、下記のような問題点がありました。

・ 同じ病院に通わなければ、また1から診療を受けることとなる。
・ 診療を受けてから薬を処方される。
・ 小さな病院で対応することができない場合、大きな病院にいかなければならない。

このような問題をヘルステックによって下記のように改善できる可能性があります。

・ 電子カルテシステムにより、複数の医療機関で情報を共有。異なる病院でも診察を引き継げる。
・ スマートフォンなどで遠隔診療を受けて、薬を配達してくれる。
・ 遠隔手術によって小さな病院でも対応可能な範囲が増える。

患者や医者にとって非効率な医療体制を、テクノロジーの力によって変革できる可能性があります。ヘルステックは社会的意義や市場規模が大きく、有望な新規事業の狙い目の一つといえるでしょう。

新規事業としてビジネスモデルをつくる上で、ヘルステックは攻め方が多様にあるのが特徴です。人生100年と言われる現代に、健康面を意識したビジネスも非常に需要がありますし、高齢者が増えた今、医療系サービスを手軽にしたビジネスも非常に需要があります。ニーズが多様にあるので、アイデア次第で儲かるビジネスモデルを簡単に作成することが可能です。

ヘルステックで新規事業参入する際のまとめ

・ヘルステックとはヘルスケア(healthcare)とテクノロジー(technology)を組み合わせた造語である。
・健康や医療のサービスは需要が高く種類もあるので、アイデア次第で簡単にヒットするモデルが作れる。

ヘルスケアの市場についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。

フィンテック

フィンテックとは金融(finance)とテクノロジー(technology)を組み合わせた造語です。テクノロジーを主導とした改革では先駆者的な改革であるのが特徴です。

フィンテックはスタートアップ企業からメガバンクまで様々な企業で取り入れられています。フィンテックを取り入れている例としては、

・スマートフォンで決済ができる。
・銀行口座を持たない人でも金融サービスを利用できる。
・ 銀行以外でも様々な手段で資金を調達できる。
・ 顧客ごとに最適な金融サービスを提供できる。
・ ブロックチェーンにより安全性の高い決済ができる。

などがあります。特に最近では、スマートフォン決済アプリケーションが普及し、決済が容易になりました。さらに、今後は下記の分野での展開が期待されています。

・ 仮想通貨
・ ペイメント
・ クラウドファンディング
・ ソーシャルレンディング

フィンテックは金融という市場規模の大きな分野に変革をもたらす技術革新です。マーケットが巨大だからこそ、影響力のあるビジネスが可能だと言えます。

しかし、新規事業として参入する際には、ある程度の専門性が必要とされる点や既にある程度のサービスを展開している点が重視されることが難点です。自社に金融のノウハウがあるならば有望な新規事業の狙い目となりますが、金融に疎い場合は参入が難しく、さらに、既に顧客を抱えているなどのリードが必要です。

フィンテックで新規事業参入する際のまとめ

・フィンテックとは金融(finance)とテクノロジー(technology)を組み合わせた造語である。
・マーケットが巨大であるからこそ、影響力のあるビジネスが可能であることが特徴だが、専門性も高く、ある程度リードしてマーケットを抱えていないと0からの新規参入は難しい部分もある

IoT

IoTとはInternet of Thingsの略であらゆるモノがインターネットにつながることを言います。紹介してきた2例と異なり、IoTは熟語の頭文字をとって作成されたものです。モノをインターネットにつなげることで、例えば下記のことが実現できます。

・ 遠隔からモノを操作できる。
・ データを集積・分析することで効率化したサービスを提供できる。
・ 複数の人と同じ画面を共有できる。

IoTは日々の暮らしを豊かにするだけではなく、ビジネスの場も活用できたり、宇宙空間においても活用することができたり、シーンを選ばないことが特徴です。

IoTにより今後より便利な住みやすい世界へと変化していくことが期待されています。特に、今後5Gの通信回線が主要となってくるため、通信速度が格段にあがります。5G回線の登場により、市場規模が拡大していくのは間違いない分野の一つと言えます。

IoTの期待されている分野としては挙げられるのが、
・ 自動運転車・・運転する必要がなく、全自動で目的地まで到着する
・ 工場・・全自動で製品を製造する
・ 医療機器・・患者の健康状態を把握し、最適な治療を行う
・ 家電・・デバイスを通じて、どこでも家電を操作できる
です。

上記は現在開発が進んでいるものの、実用化されていないものや実用化への道筋がたっていないものが多いです。上記以外の分野もこれから開発されていくと考えられます。これらの分野または付随したサービスは新規事業の狙い目になるでしょう。

IoTで新規事業参入する際のまとめ

・IoTとInternet of Thingsの略である。
・生活からビジネスシーンまで、場面を選ばず活用できるチャンスがあるため、今市場として非常に伸びている分野である。
・5G回線が登場する今、新たに参入するに適したマーケットであり、実用化へ向けたビジネスを展開することが求められる。

新技術の事業は狙い目である

フィンテック、ヘルステック、IoTに代表されるような新技術との融合ビジネスは、今後新規事業の狙い目です。

・ 新たな市場を開拓できる
・ 運が良ければ、その業界のトップを狙うことができる

という特徴があります。理由について具体的に解説していきます。

新たな市場を開拓できる

新技術を利用した新規事業は自社にとって新たな市場を開拓できるチャンスです。自社のリソースと新技術を組み合わせることで、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。

新市場を開拓している事例として、グーグル社の新規事業を例に挙げることができます。新聞にも掲載がありましたが、グーグル社は既存のIT技術を活用して、自動運転車のリリースを予定しています。自社のIT技術(検索エンジンやグーグルマップ)で得た知見を活かし、IT×自動車という新たなジャンルを開拓しているのです。IT企業の最前線を走る企業であるグーグル社の影響力は非常に大きいと言われています。

このように新技術を活用することで、新たな市場を開拓できる可能性があります。

その業界のトップを狙うことができる

早いタイミングで新技術を活用した新規事業を行うことで、業界のトップを狙うことができます。需要はあるため、マーケットにいる人間がそのサービスに興味を持つからです。

また、リソースがある大企業は全体的にスピードが遅いため、結果として新技術の新規事業が遅い傾向にあります。逆に、スタートアップ企業はリソースが少なく、シェアを拡大しにくいという特徴があります。このため、新技術というのはまだ手探りで事業をしている企業も多く、新技術を活用した新規事業のライバルは弱いと言うこともできます。

このため、キーとなるのは、初期にリソースをつぎ込むことです。専門家とマーケッターを自社に囲い込むことで、新 規参入で業界のトップを狙いやすい傾向にあると言えるでしょう。

POINT

IT技術と融合することで、新たな市場を開拓することができる
・その市場のトップになることは戦略次第で容易だが、その際は、専門家の知見とマーケッターの知見が必要になる

まとめ

今回は新規事業の狙い目の事業について解説してきました。

ポイントは

・ 新規事業は技術の発達により、変化している。
・ 特に注目したいのはテクノロジーを利用し、既存ビジネスと融合した分野である。
・ ヘルステック、フィンテック、IoTは特に新規事業に狙い目の分野である。

という点です。

しかし、新規ビジネスをヒットさせるには、専門家視点とマーケッター視点が必要であることを忘れないようにしましょう。ヘルステックやフィンテックIT技術に精通した人間や、融合する先の分野と共通した人間=『専門家』、サービスを適切にリリースする人間=『マーケッター』です。

では、そのような人材を確保していくにはどうしたら良いのでしょうか。おすすめは経営顧問の活用です。

i-commonは従来のコンサルティングサービスとは異なり、経営顧問という形で外部から経営の方針立てを行っています。i-commonに登録している顧問は、様々な業界の出身者がおり、また新規ビジネスの立ち上げ経験者も多数います。『専門家視点』や『マーケッター視点』の両方があるプロフェッショナルな人材が多く登録しているのが特徴です。社員としてではなく、コンサルティングサービスでもなく、経営顧問として活用できるため、スポットでの依頼がしやすく、費用を抑えながら、自社に確実な知見が入ってくることが特徴です。まずはぜひお気軽にお問い合わせください。

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