サービス導入事例

Fintertech株式会社

売上:
その他(非上場・非公開)
業種:
広告・情報通信サービス

新規事業、マーケティング

ニーズの高まりを捉えたスピーディなサービス立ち上げを実現し、新規事業が成長軌道へ

Digital Asset Group プロダクトマネージャー
  • 大島 卓也 氏
  • BEFORE導入前の経営課題

    新規事業としてBtoBのSaaSプロダクトの開発を進めてきたが、マーケティングとデザインの領域に関して、専門的な知見が社内に不足していた

  • AFTER導入による成果

    マーケティング、デザインそれぞれを専門とする2名のプロフェッショナルの参画により、サービス開発が加速。2020年秋にサービス提供を開始し、想定を大きく上回るペースで順調に実績を伸ばしている

SaaS事業において重要となる2つの領域の知見が不足

大和証券グループ本社とクレディセゾンの合弁会社として、最先端テクノロジーを活用した次世代金融サービスの創出を推進するFintertech株式会社。同社は2020年11月、投げ銭サービス「KASSAI(カッサイ)」の一般利用受付をスタートした。このサービスは、誰でも簡単に独自の投げ銭サイトを作成・公開できるもので、コロナ禍によりオンラインイベントが増加しているなか、ニーズを着実に捉えて利用実績を伸ばしている。

この開発プロジェクトにおいて同社は、2020年8月よりi-commonサービスを導入。外部からマーケティングとデザインのプロフェッショナル各1名をプロジェクトに迎え入れている。KASSAIサービスの責任者を務める大島卓也氏は、社外に知見を求めた経緯について「システム開発や営業に関しては、私自身もこれまで経験があり、また業務委託も進めていたため、一定のノウハウや人的リソースがチーム内にありました。一方で、SaaS事業を広げていく上で極めて重要となるマーケティング、そしてUI・UXデザインの領域については、社内にまったくと言っていいほど専門的な知見がありませんでした」と明かす。

新サービスは、大和証券グループのメイン事業とは異なる新たな領域・ターゲット層での事業展開となるため、あえてグループ外から知見を取り込むという選択をした。「新規事業においてはスピードが何より肝要なことに加えて、コロナの状況下で、今がまさにニーズが顕在化しているタイミングでした。吹いている風を逃さないためにも、必要な領域で外部のプロの力を借り、サービス開発を加速したいと考えました」と大島氏は語る。

長期的な視点でのゴールイメージが明確に

今回のプロジェクトでは、大島氏をはじめチーム全員がフルリモート体制をとり、2名の専門家ともオンラインでミーティングやディスカッションを重ねながらサービス開発を進めてきた。マーケティング支援で参画した専門家・A氏は、過去にBtoBのSaaS事業を立ち上げて拡大させた経験を持ち、豊富な実務経験をもとに、マーケティングの戦略策定から運用・分析・改善までを一括してサポート。大島氏は「事業のフェーズに応じた効果的なマーケティング方法について的確なアドバイスをいただき、これまでにランディングページの作成やWeb広告に加えて、オンラインセミナーも実施。そこから具体的な商談が複数進んでいます」と手応えを語る。

デザイン支援を行う専門家・B氏は、KASSAIサービスのロゴやランディングページ、ユーザー管理画面および投げ銭サイトの画面に関して、デザインの観点からアドバイスを行い、実際にデザイン業務を担っている。大島氏はB氏について「サービスの深いところまで理解した上で、『どんな意図でこのデザインにしたのか』も明確に示していただけるので、ユーザーにとってわかりやすく、サービスを提供するわれわれとしても非常に満足のいくものになっています」と信頼を寄せる。新たな機能を追加する際も、明確な意図や根拠を持ってUI・UXデザインがなされるため、システム担当メンバーとも認識を共有しやすいという。

また、B氏の助言を受けて、KASSAIサービスが将来的に目指すゴールイメージをチームで描き、共通認識として持てたことも意義が大きかったと大島氏は言う。「そのときどきの最適解だけを見て開発を進めていると、どこかで齟齬が生じたり、行き詰まったりしがちです。この先に目指す長期的な指標をチームで共通することで、その途中段階として個々の機能をどう実装すべきか、適切に判断することができています」

人手不足になりがちな新規事業開発でこそ活用する価値は大きい

i-commonサービスの最大のメリットとして大島氏は、ハイスキルな専門家から実働型の支援を受けられる点を挙げる。「アドバイザーとしてだけではなく、実務も伴走してくださる方にお願いできたとは、非常にありがたいですね。特に、既存事業とは異なる領域で新規事業を立ち上げる場合、より早くビジネスを軌道に乗せるためには、プロの力を借りることが最も理にかなった方法だと実感しています」と大島氏。チームの一員として入り込んでもらうからこそ、何をどこまで任せるかや、依頼内容の粒度をどこまで高めるかについては、実際に作業を進めるなかで、互いにとってベストなラインを見つけることも意識してきたという。

サービス提供を開始して以降、営業活動に加えて戦略的なオンラインマーケティングも実を結び、初年度に開設された投げ銭サイトの数は目標値の4倍に達している。イベント主催者だけでなく、その周辺業界も含めてユーザーは多様で、潜在ニーズの大きさにも手応えを得ているという。「KASSAIサービスは、投げ銭の仕組みを通して『誰かの大切なモノの持続可能性を高めること』をミッションに掲げています。イベントを開催される企業さま、NPO法人さまなど、どのような組織・団体にとっても、活動を継続するためには収入とモチベーションが欠かせません。新たなマネタイズ手法およびモチベーションを高めるための装置として、KASSAIサービスをより多くの方に活用していただけるよう力を注いでいきます」と大島氏は抱負を語る。

2名の専門家とは引き続きタッグを組み、今後はサービスの機能改善・強化を進めるとともに、ランディングページの充実化や、利用状況を踏まえた新たなマーケティング施策の展開も予定している。

企業名
Fintertech株式会社
設立
2018年4月
従業員
30名(2021年4月現在)
売上
その他(非上場・非公開)
事業内容
新しいビジネス、資金調達プラットフォームの創出

担当顧問より

登録顧問 M氏(30代) デザイン事務所で経験を積んだのち、複数の企業でデザイナーとして従事。印刷物からデジタルクリエイティブのデザインを担当し、ユーザー体験までを考えるUIデザインを多数手がけた実績を持つ。その後、独立し、大手企業からンベンチャー企業まで様々な企業のUI・UXデザインやロゴ制作、紙媒体のデザイン、講師業など多くの企業の成長に貢献している。

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