サービス導入事例

Dear Mayuko株式会社

売上:
その他(非上場・非公開)
業種:
生活用品

人事

採用ノウハウにとどまらず、専門家の支援を通して広がった業界ネットワークも大きな財産に

専務取締役・経営管理本部 本部長
  • 加藤 ナナ 氏
  • BEFORE導入前の経営課題

    3ヶ月後にオープンを控えた新店舗の店長候補や美容部員の採用活動で苦戦。社内には十分な採用ノウハウや人脈を持ち合わせていなかった

  • AFTER導入による成果

    美容・化粧品業界での実績と知見が豊富な顧問の支援で、店長候補の採用を実現。多角的なアドバイスを受け、今後の採用活動や事業展開に活きる業界ネットワークも広がった

化粧品業界の活況を背景に採用活動が難航

ライフスタイル提案型ビューティブランド「dear mayuko(ディアマユコ)」を展開するDear Mayuko株式会社。百貨店の株式会社高島屋と、総合繊維メーカーであるセーレン株式会社とが共同で2015年に立ち上げた合弁会社だ。繭から生まれた天然保湿成分「セリシン」を主成分とした多彩なビューティケア商品(化粧品など)をブランドの主軸に据え、2019年9月現在、国内7ヶ所の高島屋に加えて、タイ・バンコクの高島屋にもショップを構えている。

ブランドデビュー以来、順調に店舗数を伸ばしてきた同社が、採用で大きな課題に直面したのは2018年の秋。当時、国内6店目となる大阪店のオープンを翌1月に控えていたが、美容部員の採用に苦戦していたという。同社で人事関連を統括する経営管理本部 本部長の加藤ナナ氏は「自社サイトに求人を出したり、人材派遣会社に依頼したりしていたのですが、昨今のインバウンド需要などから化粧品業界が活況で、美容部員は引く手あまたの状態。ちょうど年末商戦に向けた他社の求人も増える時期で、業界内ではまだ知名度も低く規模も小さい当社には非常に厳しい状況でした」と振り返る。なかでも、店舗運営を任せられる経験豊富な人材はさらに限られ、大阪の人材派遣会社からも「該当者がまったくいない」との返答があったという。

打つ手がなく困り果てていたとき、サービスの紹介でたまたま同社を訪れたi-commonの担当者に、加藤氏が採用の悩みを打ち明けたことが事態の打開へとつながった。「『適任の専門家をご提案できそうです』とその場で即答をしていただき、切羽詰まった状況のなかで希望の光が見えた思いでした」と加藤氏。i-commonからの提案を受けて面談をおこない、化粧品および美容業界で豊富な経験と人脈を有する専門家(以下、T氏)をアドバイザーに迎えることが決まった。

将来を見据えた採用・育成計画の整備にも着手

T氏の参画直後から、採用プロジェクトは速いスピードで進んだ。最初のミーティングの段階でT氏はすでに、大阪の美容業界で顔が広い複数の知人をリストアップし、具体的な面会日時も設定。多忙な合間を縫ってT氏自らが大阪へ足を運び、採用候補者の情報収集を進めた。その結果、新店オープンの前月に候補者が見つかり、加藤氏が大阪で面接を実施した上で、店長候補としての採用が決定。2019年1月の大阪店オープン時に副店長として入社し、現在は店長として活躍している。採用面接を振り返って加藤氏は、「まだまだ発展途上の若い会社であることを率直に伝え、新しいブランド、新しい会社をいっしょに育てていく一員にぜひ加わってほしいと訴えました。Tさんが各所を奔走して結んでくださった大切なご縁なので、私も決死の覚悟で口説きました」と明かす。

このほか、既存店舗で美容部員に欠員が生じた際にも、T氏を介して該当エリアのキーマンから人材の紹介・推薦を受けることができたという。さらに、T氏のアドバイスは採用にとどまらず、長期的な視点での採用・育成計画の重要性やキャリアパス構築、モチベーション強化など幅広く及んだ。アドバイスの一つとしてT氏は、この先の新卒採用を見据えて美容学校へアプローチすることを提言。T氏の知人で、美容学校とのコネクションを持つ業界の有力者を仲介役として、東京と名古屋のトップ校への訪問が実現した。一連のプロジェクトを通して、採用に関するノウハウが社内に蓄積されただけでなく、業界の現状や展望を把握する上で重要な業界ネットワークを広げられたことも、大きな成果だと加藤氏は語る。

「美容業界で実際に経営に携わってこられたTさんの冷静で客観的なアドバイスは説得力があり、腹落ちするものばかりです。社内の限られた知見に頼って井の中の蛙になるのではなく、広く外へ目を向け、角度の違う情報に積極的に触れる大切さを学びました」と加藤氏。なかでも、かつてT氏がエステ会社の化粧品事業部長時代に、全国にいるすべての美容部員と半年に一度の面談を何年も続けたエピソードに、加藤氏は感銘を受けたと話す。「現場を回る重要性を私も頭では理解していましたが、実際にやり遂げるには相当に強い意志が必要です。Tさんのお話を聞いてから、各店の店長だけでなく美容部員とも積極的に言葉を交わすことを意識し、世間話ができる関係性を築くことに努めています」。物理的にも心理的にも距離を縮め、現場の声にていねいに耳を傾けながら、美容部員が働き甲斐を実感できるキャリアパスの整備や信頼関係の構築に力を入れていきたいという。

相談することで解決に向けた道筋の選択肢に気付ける

各店の採用が一段落したことから2019年6月でT氏の支援は終了したが、加藤氏にとってT氏は今も“心の師”であり、今後も新たな課題が生じた際にはi-commonを通じてT氏にサポートを依頼する考えだ。また、高島屋のグループ会社で同様に採用の悩みを抱える担当者にもi-commonサービスの活用をすすめているという。「自社ではなかなかリーチできない専門知識を持ったプロフェッショナルに、短時間で確実にリーチできるのがi-commonの良さですね。特に、当社のように創業から年月が浅く、規模も小さい会社にとって、外部の知見や、そこから広がるネットワークを手に入れられることは非常に価値が大きいと実感しています」

i-commonサービスを活用する入口として、まずは相談してみることを加藤氏はポイントに挙げる。「契約前の段階でi-commonの担当者から『このような専門家を通じて、このような課題解決のアプローチはどうでしょう』と提案してもらうだけでも、自分たちだけでは考えつかないような新たな解決への道筋に気付く機会になります。私自身、美容部員の採用において人材派遣会社に依頼する以外の手立てがあるとは思いもしませんでしたし、Tさんからアドバイスいただくまで美容学校を訪問するという発想自体がありませんでした。目の前の課題に対してどのような解決手段が考えられるのかを、より広い視野で捉え直すきっかけとしても、まずは相談してみることをおすすめしたいですね」

企業名
Dear Mayuko株式会社
設立
2015年5月
従業員
36名(2019年9月現在)
事業内容
化粧品の製造販売業、ライフスタイル関連の製造販売業、スパ・エステ及び飲食事業

担当顧問より

Dear Mayuko様の支援をさせていただき感謝しております。私の経験や人脈が実際に貢献できたことを嬉しく思います。
まず、人材の確保がミッションでありましたが、これは企業活動の一つの点であります。人材の採用から育成が重要であり、その結果として企業が増収増益を達成し続けるという視点が重要かと感じました。人事政策の構築と具体的な採用・教育・キャリアアップ・給与等がすべてリンクしていかなければならないと感じます。
今回は、大局的な観点から人材採用についてのアドバイスをさせていただきました。また、美容業界の過去現在未来についてもお話をする機会も設けていただき、かつ各分野のプロフェッショナルを紹介したことで業界の中のポジションや課題が発見できる機会となったと思います。

登録顧問 T氏(50代) 生活用品・嗜好品業界にて化粧品の営業や営業担当育成業務に従事した後、エステティックサロンの経営などを経て、ファンド会社の要請でエレクトロニクス機器業界の医療機器を取り扱う企業の代表取締役社長に就任。リーマンショックや東日本大震災などの逆境を跳ね返し、業界1位に育て上げる。優秀な人材の採用、育成、販路拡大などを得意領域とし、徹底的に人と向き合いながら業績を伸ばすプロフェッショナル。